VW GOLF COUNTRY ENTHUSIAST
整備記録 Aインテリア関係

 


   【 空調ブロアコントロール部 フラップ修理 】


   ※GOLFUの定番トラブルのひとつ・・・冷・暖モード切替え用のフラップのスポンジが劣化破損することは、皆さんご存知かと思います。

    以前、アルミテープにてフラップの穴あき部分を補修したのですが、分配ダクトを外さず、隙間からのやり難い作業でしたので 

    仕上がりもイマイチ・・・奥の方が見えないので、手探り状態でテープをペタペタ貼った訳でした。(笑)

    今年(’09/6月)クーラーのガスチャージを完了したこともあり、もう一度フラップ補修を思い立った次第です。(今度は、分配ダクトを外して)

    通常、フレッシュエアーボックスまで完全に取り出して作業を行うには、ダッシュボードの取り外しが前提と言われていますが、

    作業量が多く大変なので、某GOLFU特集の雑誌を参考に、今回はダッシュボードを浮かせる方法で試してみました。

    

    まず、ダッシュボードを”浮かせる”ための準備です。 室内の両サイド、及びダッシュボード周辺の固定ボルトを取り外します。

    次に、エンジンルーム側のウォーターデフレクターを外し、ナット2箇所を外します。(左側がワイパーリンクの奥にあるので、少々やり難いですが・・・)

     こうすることで、ダッシュボードが上に持ち上げられるようになるので、分配ダクトを外す際に”浮かせて”作業できます。

  

   ※では、両サイドの固定ボルトを緩めて行きます。 まずは右側。             続いて、左側。  さらに、ステアリングポストの両サイド下側付近のボルトも外します。

                 



    ※
そして、ウォーターデフレクターと、特製ポーレンフィルターを外して、ナットを緩めます。

         



    ※コンソールとロアーフェイシアパネルを左右とも取り外し、例の分配ダクトの固定ナット左右2個を外します。 そしてダッシュを手前上に浮かせながら分配ダクトを取り出します。           

           

   

    ※やっとこれで、分配ダクトが取り外せました。(正面側)                 (裏面側)・・・フレッシュエアーボックス接続部のシールもボロボロです。 

          

 

    ※劣化したシールスポンジを除去し、すき間テープ(エプトシーラー)を貼りました。  この形を見ていると、まるで心臓のように見えませんか?(怖)

   


    

     ※フラップを確認してみると、前回は手が入り難い状況でしたので、奥の方は、穴が塞がっていない部分があります。 とりあえず剥がしてスポンジ粕の清掃です。

          

 

    ※清掃〜パーツクリーナーを含ませた布で、脱脂洗浄した後、アルミテープを貼ります。 奥のフラップは、アルミテープの端をむこう側へ折込むように貼りました。

          

  

    ※この後、各部を元通り復元組付けしました。

    

    ※あと、ルーバー部分の風量調整用のダンパーもシールスポンジが無くなっていましたので、テープ付きスポンジシートにて補修しました。(イノアック製 ポロンスポンジ)

          

 

    ※左:補修後のダンパー      右:スポンジの無くなったダンパー           ※補修完了後・・・これでシールできます。(ダクトに触れる側にスポンジ表面が来るよう注意)

          

 

     ※これで、今年の暑い夏〜寒い冬まで、何とか快適に過ごせると思います。



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