【 RVエンジン シリンダーヘッド整備 第1回 】'11/12/18
※去る10月はじめにA2アーバンエリートにお乗りの”わーねんさん”からRVエンジンのシリンダーヘッドをいただきました。
かねてより、カントリーと同型のゴルフシンクロ用1P型エンジンを入手しようとしていたのですが、なかなか見つけることができず・・・
ちょっと諦めかけていたのですが、そんな時にアーバンエリートにお乗りの”わーねんさん”から『RV用だけど、要ります?』と・・・お言葉に甘えて頂戴することにしました。
将来的にカントリーのヘッドをO/Hする際の勉強用(練習か?)として利用させていただくことにしました。(わーねんさん、ありがとうございました!)
・こちらが今回いただいたRV用ヘッドです。 油圧バルブリフター(タペット)は流用されたので付属していません。)
・シリンダーヘッドの品番を見ると、ヘッド自体は1Pと同じく 026_103_373AA →同品番でしたらカントリーに使用可能です。
シリンダーヘッドの生産国は、今回のRVがドイツ製で、私のカントリーの1Pはメキシコ製です。
・あらかじめ清掃していただいたらしく、燃焼室等もこのように綺麗な状態でした。
・バルブスプリングコンプレッサーを使用して吸排気バルブを分解します。 バルブリテーナーをピンセットで外してバルブを抜きました。
・排気側バルブにはカーボンがこんな感じに付着しています。 ヘッド側のバルブシートはカーボンの噛み込みで少し荒れていました。
・バルブを外したら、バルブステムシールが見えます。 バルブステムシールプライヤーでシールを外します。
・バルブステムシールを順番に取り外します。 外したシールです。内径部分にカーボンが付着していました。
・バルブステムシールとスプリングリテーナーを全て外し終えました。 ステムシールとスプリングリテーナーです。
・とりあえず、ここまで分解して、後は順番に清掃後、吸排気ポートの手入れへと進めていく予定です。(楽しみ〜!) 第2回へ続きます。