【 RVエンジン シリンダーヘッド整備 第2回 バルブ摺り合わせ編 】'11/12/25
※第1回では、ヘッドの分解を行いましたので、今回は、バルブ×バルブシートの摺り合わせに着手しました。
バルブ摺り合わせと言えば、タコ棒とバルブシートコンパウンドですね。最近はバルブラッパーという優れものがありますが高価なので手作業で・・・(笑)
・バルブ、バルブシート共に、カーボンの噛み込みで表面が結構荒れており、特にシート面は凸凹が目に付きます。
・はじめにエキゾーストバルブから。バルブのシート当り面にコンパウンド(荒さ:中)を少量塗布し、タコ棒を回転させながら上下します。
この”回転×上下”させるのが結構大変です。慣れるまで少々戸惑いながらも何とかコツを掴んで来ました。少し削れました。
・少し摺り合わせが進み、凸凹が減少してきました。拭き取り〜コンパウンド付け〜摺り合わせを繰り返します。 だいぶ良くなって来ました。
・タコ棒を回転&上下させてポコポコ音を連発です。(笑) 更にコンパウンドを細目に変えて更に摺り合わせ・・・表面の凸凹が完全に消えました。
・次に吸気側です。吸気バルブの当り面も少し荒れています。 排気と同様に中目のコンパウンドを少量塗布します。 ステムにはオイルを塗ってます。
・摺り合わせ作業を繰り返し、シート面の当りが出ました。 吸気バルブの当り面です。
・これでまず1シリンダー分のバルブシート摺り合わせが完了です。 引き続き2〜4シリンダー全てを摺り合わせしました。(約4時間位掛かりました。)
※タコ棒を使用して作業するのですが、音が響くのでご近所へご迷惑の掛からぬよう、ポート部分にウエスを詰め込んで”消音”しながら作業です。
・今回はここまで。 次こそ?吸排気ポートの手入れに着手予定です。→ 第3回へ続きます。