VW GOLF COUNTRY ENTHUSIAST
Aエンジンまわり&電装系

 


【 RVエンジン シリンダーヘッド整備 第8回 ヘッド交換作業@ 】'12/10/22


  ※第7回では、ヘッド組付け準備を行いました。いよいよ今回は、ヘッド交換に着手しました。




  ・いよいよヘッドの交換作業開始です。  実は、夏連休に出勤した分の振替休日4日分と有休1日の計5日間を休日として今回の作業に充てました。

   まずは、ヘッドを吊り出し易い様にカーポートの床面にマーキングした位置に車を停止させ、バッテリーのマイナス端子を外してから作業開始です。

   クーラントを適量抜いた後、ヘッドに接続されているホース類や配線類を外して順次分解しました。 ヘッドを開けると結構茶褐色です やっぱりお疲れかな?

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   お約束のカムプーリー位置出しと、タイミングベルトマーキングです。           ヘッド吊り出し前にフードを外したところです。こんな格好で作業してます〜。

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   ヘッドを吊り出す前に難関がひとつ・・・A2仲間の”どいぐちさん”から事前にエキゾースト接続部に関する貴重な情報をいただいていたので分解用治具を準備してました。

   それは、エキゾーストマニホールド部についているスプリングクリップを分解組付けする治具がないと作業が大変困難なのですが購入すると高価なので自作してみました。

   これがエキゾーストクリップですね。 

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   まずは、ネットで購入できる治具を見てみましょう。                   ホームセンターでL字アンカー金具とロングナットを購入し、加工します。

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  ・L字金具とロングナットを金切ノコで切断し、溶接しました。               M10ボルトのネジを切増しし、各部品と組み合わせて治具の完成です。。

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  ・ちょうど手配しておいたクリップとシールがクマノモータースポーツさんから届きました。    実際に使えるか試してみます。(フック先端部分を小修正し完成させました。)

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  ・まず右から外しはじめましたが手が入らないのでRrエンジンマウントを外し・・・こんな狭い場所です。   何とか外せましたが、治具のシャフトがやや強度不足です。(笑)

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  ※次に左側を外そうとして絶句!⇒治具が入るスペースがありません。 さ〜あ大変・・・どうしようかな?となりまして、しばし悩みましたが細径パイプで無理やりこじって解決です。(笑)

    クリップは新品があるので、壊す覚悟で外しましたが、このクリップは相当粘り強く、正直難儀しました。 しかし本当の問題は組付時をどうするか?ですね。(それは後ほど)





    ・さて、次にヘッドボルトを緩めます。 マニュアル通り外側から歪を逃がすように順番にトリプルスクエアのレンチと1/2スピンナーハンドルで緩めます。

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   ヘッドボルトがある程度緩んだ時点でカムシャフトを外し、ボルトと一時保管です。 カムプロファイル面や、ハイドロリックリフター頂点部はピッカピカでした。(マイクロロン効果かな?)

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  ・ではいよいよヘッドを吊り出す作業ですが、予めカーポートのフレームに吊り具をセットしておいたので、あとはラッシングベルト3本で吊り上げます。

   (フロントグリル前方のベニヤ板は、吊り上げたヘッドを引き寄せて仮置きする為の台としてボルト固定したものです。(腰に自信がないもので・・・)

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  ヘッド側も、シリンダー側(ピストン)もかなりカーボンが分厚く堆積している様子です。 これだけ付着していると圧縮比がかなり上がっていたのかも?

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  ・とりあえずヘッド取り出しまで終わり、今日はここまで。  →次は第9回へ続きます。  引き続き安全作業します〜!



  



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