VW GOLF COUNTRY ENTHUSIAST
Aエンジンまわり&電装系

 


【 エンジン不調原因調査&修理 】'15/06/26 NEW!!


 ※'14年秋から次男がカントリーに乗りたいと言い出して、まぁそのまま走らせずに置いておくのも良くないので、通学のアシ車としていたのですが、

   走行中にエンストすることがちょくちょく出始めたと言います。

   自分が乗っていた頃は、駐車場で1度だけ再始動ができなくなったことがありました。 その時は、キーをアクセサリーONにしても燃料ポンプの作動音が

   聞こえない状態でしたが、数回キーを捻ると普通に始動してしまったりという状況で不安要素を抱えた感は抱いていたものの、頻度的にも”様子見”としていました。

   ところが、最近はエンスト回数も増え気味で5月にはついにJAFの積載車のお世話になる羽目になってしまいました。

   さすがに息子も原因が判明するまでは乗るのを躊躇したので、ついに本腰を入れて(笑)原因調査に取掛かった訳ですよ。

   まずは、配線図で燃料ポンプの運転条件を調べて、予想される不具合を洗い出してから順番に簡単な部分から消去法で点検&部品交換を進めました。

   ポンプ単体は、メイン&インタンクポンプともに、'11/12月に交換しているのでまだまだ大丈夫。

   次は、配線の接触不良を疑いましたが、コネクター&ケーブルの導通確認で問題なし。

   さてさて次は、リレー関係だろうと思い、とりあえずは、今まで交換したことのない燃料ポンプリレー"No.80"を交換しました。

   しか〜し! また燃ポンが作動しないことが再発しました。 次はイグニッションスイッチか?と考え、とりあえずコネクターを外してテスターで導通確認です。

   キーを捻って、戻してを数回繰り返し実施するも導通不良は確認出来ません・・・でも、接触不良的な不具合は散発なので、この際交換することに。

Fuel Pomp RelaysFuel Pomp Relays

   取り外したイグニッションスイッチです。 後学のため、分解してみます。 特にショートした後などの異常はありませんでした。
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    イグニッションスイッチはVWディーラーで入手可能なんですね。(GOLF2以降のモデルでも継続して共通使用しているそうです。)純正部品の手配と交換作業を依頼しました。

   パーツNo.6N0 905 865/357 905 865 の交換作業を完了し、帰宅途中のガソリンスタンドでまさかの始動不能! やっぱり燃ポンが動いていません。

   給油位置に置いたままでは他のお客さんの迷惑になるので、スタンドのバイト君にお手伝いしていただき、邪魔にならないところで思案しながらキーを捻ると、あら不思議!燃ポンが作動します。

   さぁ〜て、困ったちゃんですねぇ。(泣) これでまた一つ不具合要素が消えました。 さて次はどれだ〜? と色々調べていたらイヤな部分が浮上しました。

   それは、ヒューズ&リレーパネルです。 新品は10万近いお値段!(驚) とても新品は購入できないのですが、これも内部の端子の破損やら腐食やらで不具合の要因の一つと言われているので

   中古品で良いので・・・と思い、スズキワークスさんでストック品を購入し、交換しました。  が、またしても交換後に燃ポンがだんまりですよ〜。(泣)

   こうなれば、徹底的に燃ポン関係の配線や端子を探るしかないと考え、テスターで導通をしらべたのですが、どこも異常なし。

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   入手したヒューズ&リレーパネルです。 VW品番:357_937_039 後期型ですね。
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Fuel Pomp Relays

    迷宮入りかも?とも思いましたが、燃ポンだんまり状態で、もしやとリレーパネルを叩いてみたら、”ウィーン”燃ポンが作動したではないですか。

   あれれ? となれば・・・あっ! 32番のリレーはどうだったっけ? デジファントのコントロールリレーです。 ま・さ・か?と思い、リレーを外して調べます。

   32番リレーのカバーを外して内部を確認します。 基盤の状態は? 大丈夫そうだな〜、などと考えながらリレー端子に触れたとき、少しグラッと端子が動いたように感じました。

   ん?改めて端子(No.30)を触ると確かに緩い感じ。 そこで端子の繋がる基盤を見たら・・・ハンダ付け部分に微細な亀裂があるではないですか! これだ〜!!!!

Fuel Pomp RelaysFuel Pomp Relays

   亀裂の入った部分のハンダを溶かして除去し、改めてハンダ付け補修しました。
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   ついに見つけてしまいました。 早速ハンダのやり直しを行い、リレーを元に戻して始動を試みると何度キーを捻っても燃ポンは、”ウィーン”と作動してます。

   やれやれ、これにて一件落着です。 ハンダ補修済みとは言え、24年間も作動してきたリレーなので、ここは純正の新品リレーを調達して交換しておいた方が後々良さそうだと思いました。

   VWディーラーでは製造中止で入手不可と言われ・・・ネットで調べていたら”スピ”さんにストックが3個あることがわかりましたので購入手配しました。

   No.32新品リレーです。(KRACKER 357 906 381 / 24.5300.10)内部の回路基板パターンが違いますが、同一回路です。ハンダも奇麗に施工されています。

Fuel Pomp RelaysFuel Pomp Relays

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これでまた暫くは乗れそうです。(笑) めでたしめでたし! おしまい。





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