【 スターター・モーター整備 】'10/05/29 NEW!!
※今後の心配を少しでも軽減する為? スターター・モーターの中古品を入手し、整備しました。(予備対応です。)
(品番 VW:055_911_023M BOSCH:0_001_114_005(006) Made in Germany)
ちなみに、この型式のスターター・モーターは、GOLF2-GTI用ですが、19RVの5MTとも互換性があります。 AT用は、形状が全く異なります。
※まずは、分解します。 ソレノイド部分を外しました。(ボルト3本を外し、レバーとの引掛かりを外せばOKです。)
※ソレノイド部分です。 センターの軸受けキャップを外した後、U型のサークリップを外して、外周側の2本のボルトを外し、エンドキャップを外します。
※エンドキャップを外すと、ブラシホルダーが現れます。外す際は、ブラシがスプリングで飛び出るので要注意!
※ブラシホルダーを外しました。周辺は、かなりダストが堆積しています。 ブラシホルダー単体です。
※ローターを点検します。コミュテーター部分は、少し焼け気味です。 ローター外周は、接触もなく問題無いようです。
※ステーターを脱脂洗浄しました。 スタート時に飛び出る機構のスパイラル部分も異常磨耗等は、有りませんでした。
※ローター部分をフランジから取り外しました。シフトフォーク部分は、樹脂製です。 フランジ部分は、アルミ製です。
※ローターをパーツクリーナーで脱脂洗浄し、各部品の塗装を実施しました。 ステーター外周・エンドキャップ類は、黒 フランジは、シルバーで塗装しました。
※各部品の洗浄〜塗装までひと通り完了し、いよいよ組付けですが、ブラシホルダーを外す際、組付時のことが頭をよぎっていました。ブラシをセットする為に治具が必要です。
そこで、コミュテーターの外径とほぼ同じ、パーツクリーナーのキャップを利用しました。 タイラップでブラシを仮留めし、キャップをセットします。
※フランジにステーターをセットし、”治具”を使用してブラシホルダーを上手く入れることができました。バックプレートの焼結メタルに給油、周辺接触部にグリスを塗布しました。
※エンドキャップのセンターキャップには、モリブデングリスを補充して、組付けました。 ソレノイドを組付ければ完了です。
※これで組付け完了です。
※これで、後は、交換して作動チェックです。(分解した感じでは、問題無さそうでしたので、また時間を見つけて交換します。) 少しづつスペアパーツが増えて来ました。(笑)
備えあれば憂いなし・・・