【 RVエンジン シリンダーヘッド整備 第11回 ヘッド交換作業C 】'12/10/25
※第10回では、ヘッド組付け〜装着前準備を行いました。 今回は、いよいよシリンダーへの組付け作業です。
・カーポートの吊り具にラッシングベルトをセットしてからヘッドを仮載せし、吊り上げ準備です。 プロテクトバーの保護用にダンボールを巻いて・・・。
・シリンダーにヘッドガスケットを乗せます。 ヘッド前面2箇所とエキマニフランジ部の3箇所で吊り上げたところです。
・ボディー側への接触に注意しながら、少しずつ下げて行きます。 エキゾーストFrパイプを下げて斜め状態でヘッドをシリンダーに載せます。
・何とか無事にセット完了です。 エキゾーストFrパイプも正常な位置に収まってます。
・ヘッドボルトをトリプルスクエアのレンチで順次締めていきます。@40Nm⇒A60Nm⇒B90°⇒C90°の順にマニュアル通り締め付けしました。
・ボルト頭部には、90°締める時の目印をペイントマーカーにて実施しました。 これで180°締め付け完了です。
・次にカムシャフトの装着ですが、ついでにカムシールを交換しておきました。 これで油漏れに悩まされることもないでしょう。
・カムシャフトを組付ける前に、初期馴染みを考慮してハイドロリックリフター頭部にマイクロロンを塗布しました。 カム部と軸受け部にも塗布してから組付けです。
・エキゾーストFrパイプとキャタライザーを組付けました。 カムカバーガスケットも新品に交換したのちカバーをセットし、組付け完了です。
・スロットルボディも洗浄後に組付けしました。 (外観は汚かったので洗浄後にシルバー塗装しました。)
・サージタンクへ組付け〜エアクリーナーダクト接続、バキュームホース類やスロットルケーブルを接続して完成です。。
※これですべての作業が完了し、あとは肝心のエンジン始動です。充電しておいたバッテリーを繋ぎ、キーON・・・フューエルポンプの作動音が収まったところで
祈るような気持ちでスターターを回します・・・キュルキュル〜ブォーン! 無事に始動しました。(感激です。)
暫くはハイドロリックリフターの音がカタカタしていましたがほどなく静かになりました。
緊張の試運転に出かけてみました。 まず第一印象が・・・クラッチを繋いだあとの出足が軽いこと! スーッと進むんですよ。 今までとは全然違います。
坂を下る時のバックファイアも発生しません。(笑) 暫くは慣らし運転を心掛けて大事に乗りたいと思います。 とりあえず一安心
ヘッド乗せ換え時走行距離:171,308km
これまで作業開始する前までに本当に出来るかどうか? かなり悩みましたが、やはり事前準備も含め今回は達成感ではイチバン!でした。
・・・さあ。次はあなたの番ですよ。
※ps.今回の作業中に他の不具合を偶然にも色々発見してしまいました・・・その整備状況はまた後日順次Up予定です。 ではまた〜。