【 RVエンジン シリンダーヘッド整備 第7回 ヘッド組付け準備 】'12/10/20
※第6回では、ヘッド面研〜燃焼室の容積測定を行いましたので、今回は、ヘッド交換前の準備〜組付けを行いました。
・いよいよヘッドの各部品整備も終わり、あとは組付けを残すのみとなりました。
でも・・・その前にちょっとおまじない?をしておくことに ⇒摺動抵抗を低減させるため、マイクロロン処理をしました。
以前、処理した残りのマイクロロンがあるので、それを利用しました。 付着性を良くする為、対象部品を約90℃に加温してマイクロロンを塗布します。
さすがにこれを家のキッチンでやる訳にもいかず・・・カセットコンロを使用して、廃炊飯器の鍋を利用して暖めます。⇒とっても美味しそうに見えます? (笑)
今回は、吸排気バルブのステム部分とハイドロリックリフター(油圧タペット)外周&カム接触面にスポイトでまんべん無く塗布しました。
これで準備完了です。テフロンの微粒子が表面に付着して摩擦抵抗を減らしてくれるはずですよ〜(ワクワクしてきます。)
・いよいよヘッドにバルブを組付けていきます。 ステム部には”マイクロロン・アセンブリ・ルブリカンツ”を薄く塗布しておきます。 ステムシール保護用のスリーブはこんな感じです。
・バルブステムシールの組付けは、11mmのソケットを使用しました。 バルブコンプレッサーを使用してコッターを組付けます。
・すべてのバルブを組み終えました。 燃焼室側から・・・キレイです。
・次にハイドロリックリフターを組付けますが、これもマイクロロンを外周面に薄く塗布してから組付けました。 カム接触面は、また後ほど。
・とりあえずここまで組付けて異物混入防止のため”ラップフィルム”でカバーして一時保管します。
・今回はここまで。 →次は第8回へ続きます。 〜いよいよヘッド換装・・・さぁ、頑張って作業しようっと!!!